茨城県神栖市にて、児童発達支援施設「あおば」が竣工しました。
敷地北側の道路を挟んだ向かい側には、同法人が運営します萬徳寺保育園がございます。
「あおば」の子供たちと萬徳寺保育園の子供たちが、日常的に交流できる環境づくりが設計のおおきなテーマとなりました。幼児期の時期から障がいのある子どもと共に生活することで、お互いに様々な学びや体験・経験することが、インクルーシブな社会の実現へと繋がって行くのではないかと思います。障害を持つ子どもたちの空間と、保育園児たちの空間と、テラスや園庭は交流の場となるようゾーニングしました。
「あおば」は、定員10名の児童発達支援施設です。建物は木造平屋建ての小規模な建物で、茨城県産材の杉・檜を内外装にし、天井が高くのびのびした温かみのある空間です。
また室内空間は音の反響に配慮した吸音性の高い構造として静穏な環境を確保し、障害をもった子供たちが、静かな場所で落ち着いて過ごせる環境づくりに配慮しています。日々の生活を通して自然との一体感を感じながら感性豊かに過ごせる、第二の我が家のような建物となる事を目指しました。
園庭は木々を植え、起伏のある丘や砂場、水遊びの水盤など子供たちが日々様々な発見や体験ができる設えとします。野趣に富んだ園庭と自然素材による建物が一体感を感じるような環境づくりを探究しています。
【施設について】
児童発達支援施設の利用者は、小学校就学前、6歳までの障害のある子どもが主に通い支援を受けます。利用の仕方に決まりはなく、保育園の代わりに利用したり、保育園と児童発達支援施設と週の半分程度ずつ利用したり、保育園の降園後または登園前に利用する併行通園型が比較的多いようですが、どういった頻度で利用するかは、子どもが必要とする支援に応じて変わります。


