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CASE 30(木造園舎)

子どもたちの多様な居場所づくり

子ども療育支援「はらっぱ園」  木造平屋建 増築工事 茨城県結城市 2026

コンセプト

 本計画は、茨城県の療育を45年にわたり支えてきた「はらっぱ園」の増築計画です。
 同園では親子による療育支援プログラムを中心に活動していますが、既存施設は老朽化が進み、諸室の狭隘化や低い天井による運動プログラムへの制約、さらには研修や交流のためのスペース不足など、多くの課題を抱えていました。そこで本計画では、これらの課題を解決するとともに、子どもたちが安心して過ごせる新たな居場所を創出することを設計のテーマとしました。

 増築棟の中心には、木組みを現した高い天井の遊戯室を設け、子どもたちがのびのびと身体を動かせる開放的な空間を実現しました。一方で、木の香りに包まれた図書コーナーを設け、一人ひとりが自分のペースで落ち着いて過ごせる静かな居場所も用意しています。活動的な空間と穏やかな空間を緩やかにつなぐことで、その日の気持ちや個性に応じた多様な過ごし方ができる環境を目指しました。

 内装には県産の杉・檜を積極的に採用し、木の温もりや香り、やわらかな質感を感じられる自然素材の空間としています。また、大人用トイレや湯沸かし室を新たに整備することで、研修や地域交流など多目的な利用にも対応し、施設全体の機能性を高めました。

 「木の温もりに包まれた多様な居場所を重ね合わせることで、子どもたち一人ひとりの個性を受け止め、安心して成長できる療育環境を建築として実現しました。」

完成までのブログ
特徴
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内観

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内観

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図書コーナー

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トイレ

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外観

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外観

ギャラリー
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断面図
パース

園長先生より

児童発達支援事業所「あおば」 岩堀園長 先生

緑のアプローチから、安心と学びの場へ

 萬徳寺保育園での歩みをつなぎ、児童発達支援事業所「あおば」を開設しました。あおばは、子どもたちにとって集団生活への大切な入り口です。一人ひとりの発達や個性を尊重し、夢中になれる遊びを通して、楽しみながら心と体の成長を育んでいます。思い切り遊び、挑戦し、友だちとの関わりを重ねる中で、「できた」という自信や安心感を積み重ねていきます。
 園舎は、木の温もりを生かした、子どもたちがほっと安心できる空間です。自然素材の優しい雰囲気は、子どもの心を落ち着かせ、安心して過ごせる環境を作り、遊びや学びへの意欲を引き出します。また、保護者の皆さまも気軽につどい、子育ての喜びや悩みを分かち合える居場所となることを目指しています。子どもも保護者も、そして「あおば」に関わるすべての皆さまが笑顔になれる環境づくりを通して、地域とともに成長を支えてまいります。

コンセプト

所在地

茨城県結城市

事業主体

社会福祉法人 希望会

用途地域

第1種低層住居専用地域

主要用途

児童発達支援施設

工事種別

別棟増築

構 造

木造平屋建

竣 工

2026年 4月

敷地面積

1,451㎡

建築面積

91.26㎡

延床面積

89.84㎡

設 計

㈲吉田建築計画事務所

担 当

吉田・渡辺

リンク

こども療育支援 はらっぱ園