水戸市の中心市街地に建つご夫婦+子供2名の4人家族の住宅です。敷地は間口が狭く奥行が長い商業地独特の形状です。そうした環境の中で、広がりを感じる間取り、街並みへの配慮、自然光・通風の確保などをテーマとしました。
建築費が高止まりする中で、コア(階段やEV)部分や共有空間をコンパクトにまとめるなどでコスト調整を図りつつ、一方で隣地との間が狭く前面道路も狭い為、今後の増築工事が難しい事を鑑み、将来を見越して2世帯住宅として利用可能なプランをご提案しました。
また中心市街地とはいえ、地方都市では自家用車は必需品の為、1階は共用部分以外は、家族4台分の駐車スペースとし、2階・3階を住居としました。
建物正面(南側)となる全面道路側には大きなバルコニーを設け、街に対して広がりを感じさせると共に、建物内部への採光と眺望を確保しました。それでも2階の建物中央部は暗くなる為、採光・通風用のトップライトを設置し、自然光と風の流れを確保しました。
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