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旧校舎を活かし地元企業の研究開発の拠点へ
~カーボンニュートラルな再生建築~

かすみがうらVCH リノベーション工事 かすみがうら市 2025

コンセプト

概 要
 「かすみがうらVCH」(Value Cration Hub )は、かすみがうら市の廃校となった旧牛渡小学校の特別教室棟とグランドを活用し、地元企業である日立建機様の研究開発の拠点としてリノベーションした建物です。
 主として研究段階の先端製品開発(自動化建機、電動建機)の実施とともに、地域、顧客、パートナー企業といった社外の方々との価値協創の実践の場として活用されます。
内部環境
 リノベーション工事を行った旧特別教室棟は、RC造の構造体を100%活用し、かつての小学校の雰囲気を残しつつも、コンクリート打放しの無機質な内部空間を、茨城県産木材(檜)を使って木質化し暖かみのある空間とし、併せて温熱環境、電気設備、機械設備を一新させ高効率・省エネ化を図りました。
 旧教室はオフィスとして活用し、天井の高い旧音楽室は会議室やイベント会場としても活用し、軽食を伴う集会も可能としました。
外部環境
 外装は劣化した外壁・屋根等の塗装や防水工事の改修に加えて、建物正面(南側)の軒下と柱型に自然風合いのセラミックルーバーを設け、夏の日射を遮蔽すると共に、再生建築としての新たなデザインイメージとなるファサードを創出しました。
 1階南側には室内から続くウッドデッキテラスを設けました。室内の床レベルと合わせ豊かな自然環境との一体感を創出し、オーニング屋根で陽射しをコントロールし全天候型の半外部空間として活用できます。天気の良い日には、カフェテラスのようにお茶を飲んだり食事をしたりも…。
 また、道路沿いの古いフェンスや荒れ地を整備し、植栽を植えるなど周辺環境の改善も行いました。
地域との繋がり
 広いグラウンドは、最新鋭の建設機械を稼働させる実験エリアや機械のプレゼンテーションの場として利用するとともに、毎年8月に地元で開催されます『牛渡まつり』のイベント会場として地域の方々へ提供される予定です。
 地域に根差した企業として、地域活性化への貢献、既存校舎の保存・活用による地域ニーズの反映にも寄与しています。

完成までのブログ
特徴
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外観

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ウッドデッキテラス

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エントランス

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廊下

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イノベーションルーム

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事務室

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階段室

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グラウンド

コンセプト
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建物概要

事業主

日立建機株式会社

施設名

かすみがうらVHC(旧牛渡小学校 特別教室棟)

所在地

茨城県かすみがうら市

都市計画区分

都市計画区域外

用途地域

無指定

主要用途

事務所

工事種別

改修工事

構 造

鉄筋コンクリート造 階数:地上2階

完 了

2025年4月(創建1995年)

敷地面積

19,412.37㎡

建築面積

675㎡

延床面積

655㎡

設計監理

㈲吉田建築計画事務所

担 当

吉田・山本・渡辺