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かすみがうらVCHプロジェクト(廃校活用)

新規プロジェクト「かすみがうらVCH」の工事が進んでいます。このプロジェクトは、かすみがうら市の廃校となった旧牛渡小学校を活用し、地元企業である日立建機様の新研究開発拠点の施設としてリノベーションする計画です。主として研究段階の先端製品開発の実施とともに、地域、顧客、パートナー企業といった社外の方々との価値協創の実践の場として活用されます。

既存の特別教室棟は内外装、電気設備、空調・換気設備の改修を行い、オフィス及び会議室として活用します。また、広いグラウンドは最新鋭重機の実験エリアとして利用するとともに、毎年8月に行われる『牛渡まつり』においては、イベントスペースとして地域の方々へ開放されます。

地域に根差した企業として、地域活性化への貢献、既存校舎の保存・活用による地域ニーズの反映にも配慮しています。

少子化に伴う廃校の増加は、全国的な課題であり、茨城県内でも市町村立の小中学校数は2000年度(ピーク時)の827校から、本年度で624校に減っています。課題となるのが校舎の維持管理や解体の費用です。公民館や収蔵庫などの行政関連施設となるケースが見られるなかで、本プロジェクトは地元企業の積極的な参画によって、地元自治体の維持費や人件費といった経費を抑制し、且つ地域の雇用創出も見込まれるなど、柔軟かつ未来志向の事業展開が可能となり、理想的な廃校利用の事例になると考えます。