toggle
2019-10-16

佐渡・宿根木の町並み散策

国の伝統的建造物群保存地区の佐渡市宿根木を散策しました。狭い入り江の空間に船大工の建て板張りの瀟洒な家が、約1ヘクタールの土地に110棟もの建造物が、道幅1mから1.8mで高密度に配置されています。建物の外壁に船板や船釘を使ったものもあり、千石船の面影をのこす情緒ある集落です。

世捨て小路と言われるところ。
廻船2隻を所有した廻船主の家。室内を一般公開しています。
旧宿根木郵便局。洋風建築の郵便局舎は、大正10年に建てられたとのこと。
土蔵の蔵を杉板の壁で覆っています。漆喰は海の潮風に弱いための工夫だそうです。
3角形の敷地に建つ家は、まさに舟形をしてい、緩やかな曲線も使われている。
復元中の作業小屋。黒い屋根瓦は小松瓦(石川県産)との事。
町なみ案内所の屋根は「 木羽葺石置き屋根」と呼ばれる石屋根。強い日本海からの強風から屋根を守るために杉の板張りの上に石を並べた構造です。現在は瓦葺きが殆どですが、それ以前はこの石屋根だったそうです。実物を見たのは初めてですが、何とも言えない土着的な美しさを感じます。
関連記事