2026-10-17
築100年の古民家を読み解く ― 大子町での建物調査
築100年の古民家を実測
先日、茨城県大子町にある築100年ほどの古民家の実測調査を行いました。
私と女性スタッフ2名、大工さん1名の計4名で、一日かけて建物の状態を詳しく確認しました。
私は小屋裏に入り、約2時間にわたって柱や梁の組み方、木材の継手や仕口など、建物を支える木組みの構造を調査しました。

小屋裏には、太い梁や柱が巧みに組み合わされ、100年前の大工たちの知恵と技術が、今もしっかりと息づいていました。
幸い、雨漏りや木材の腐朽などの目立った傷みは見られず、比較的良好な状態が保たれていました。また、小屋裏では「矢羽根」も発見しましたが、残念ながら上棟年月日などの記載は確認できませんでした。

これまで約30年間で40棟0以上の古民家再生に携わってきましたが、一棟として同じ建物はありません。その土地の風土や暮らし、大工の技術が、それぞれの建物に刻まれています。
古民家再生は、単に古い建物を修繕することではありません。先人たちが築いた建築の価値を読み解き、現代の暮らしに合わせながら、次の世代へと受け継いでいく仕事だと考えています。
これから調査結果を図面にまとめ、建物の構造や状態をさらに詳しく分析しながら、この古民家の再生の可能性を探っていきます。

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