「へザウィック・スタジオ展：共感する建築」

森美術館で開催されていた「へザウィック・スタジオ展：共感する建築」に、最終日の6月4日（日）に行って来ました。 当日チケットは完売とのことで、急ぎオンライン予約しましたが、入館時間は3時間後の19：00との事、迷いましたが折角来たので見てきました。会場は建築展とは思えないほどの人の数でしたが、大変見ごたえのある展覧会でした。

展示されていた模型の精度と表現の質が高く、実物の建築の持つダイナミックな構造の臨場感と、細部の繊細な質感が同時に体感できました。 どの作品もこれまでの大規模建築とは違う、人の温もりや自然・歴史や伝統を感じる親しみやすい印象を受けました。ニューヨーク、シンガポール、上海、香港など、実際に行って本物を見てみたいと思ったしだいです。　　　　　　　　　　　　　　　　 今、私たちを取り巻く世界は、様々な対立が起こり、目に見えない 高い壁が出来つつあるように感じますが、建築にはそうした対立を超えて、誰もが共感できる豊かな未来をつくる、そんな力があることを強く感じた展覧会でした。