2026-01-17
保育園・こども園 長期修繕計画のすすめ
弊社では、保育園・こども園の竣工にあわせて長期修繕計画の作成をご提案しています。長期修繕計画とは、建物の定期メンテナンスや老朽化対策に備え、将来必要となる改修や建て替えを見据え、必要な修繕・機器等の交換時期と費用を予測する事と、それらに対する適切な積立金の額等を算出するもので、園舎の安全・安心な環境維持と、急な支出を抑え安定した保育運営のために不可欠なものとなります。計画には屋外(外壁・屋根・防水等)工事、屋内(床・壁・天井・建具等)工事、設備機器(空調・換気・衛生設備・電灯・厨房設備等)の更新、その他耐震補強や外構工事などが含まれ、自治体によっては「長寿命化計画」として補助制度も設けられております。
保育園・こども園の長期修繕計画は、園児の安全確保と施設の長寿命化を図るために必要不可欠です。またコロナ禍以降の急激な資材価格の高騰や、省エネ基準の厳格化・職人不足等を踏まえ、建設コストが増大しており計画の見直しが重要視されています。
御参考までに下記に長期修繕計画のポイントと、弊社作成の某保育園の計画書を記載しました。これから長期修繕計画をご検討されます方は是非、ご相談頂ければ幸いに存じます。

1. 長期修繕計画の主な項目と周期の目安
弊社では竣工の翌年から40年スパンで計画を立て、また5年毎に劣化状況を調査し、修繕計画の見直しを行う事をお勧めしています。
- 5〜10年ごと: 屋上防水の点検・補修、木部(外壁・建具・デッキ材)のひび割れ補修、遊具の塗装・部品交換、エアコンの洗浄。
- 10〜15年ごと: 外壁全面塗装、屋上防水工事、給排水管の洗浄、内外建具(戸車交換、建付調整)、内装(床・壁)の全面塗装、調理室の設備更新、空調設備の入れ替え。
- 20〜30年ごと: 給排水管の更新、電気設備の全面刷新、内装(床・壁)の全面張り替え、長寿命化改修工事・解体の検討
- 30〜40年ごと: エレベーター・ダムウェーター交換、耐震補強など含めた長寿命化改修工事または解体の判断
2. 保育園特有の留意点
- 安全性の優先: 園児が触れる部分(床材、手すり、建具、遊具)の劣化は早期対応が必要です。
- 工程の計画: 大規模工事は、園児への影響を最小限にするため、外壁塗装や防水工事、解体工事は連休の休園期間等に合わせて計画します。
- 衛生管理: 調理室やトイレは衛生基準を維持するため、一般建築物より早めの更新が推奨されます。


関連記事











