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2025-04-01

古民家再生 現場から (棟上げ)

現在、笠間市で工事が進められています古民家再生(築105年)の現場です。現在の工事は、大桁から数えて2段目の梁(丸太)までを残し、その上の小屋組みと又首(さす)部分を撤去し、新たな和小屋をのせる作業で、併せて腐朽している既存の桁などを一部入れ替える等、難度の高い作業も行って頂いています。お陰様で小屋組みの作業が完了し上棟となりました。

建築では古来より、棟上げを一つの区切りとしその後の完成を目指して、神事として古式に則り盛大にお祝い事をおこなって参りました。古民家再生は、古建築の歴史を尊重しながら、これからの未来へ向けて新たな命を吹きこみ、次世代へ継承する手法です。棟上げの現場を見て清々しい気分になりました。私たちも完成へ向けて新たな気持ちで取り組んで行きたいと思います。

昨年の10月からバラシ工事が始まり、揚屋工事、基礎工事、土台敷き、柱入れ替えと進み約半年でここまで進みました。これから垂木、野地板が取り付けられ、金属屋根工事と進んでいきます。

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