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2026-05-01

旧長井小学校第一校舎(山形県長井市)に行きました

先日、山形県長井市にある「旧長井小学校第一校舎」を訪れました。

この小学校は1933年(昭和8年)に建築された木造2階建ての校舎で、当時の職人さんの技術を今に伝える貴重な歴史的建造物として国の登録有形文化財に登録されています。

2015年まで約80年以上もの間、現役の校舎として使用されていましたが校舎の耐震性不足や老朽化の問題等により教育施設としての利用は中止されました。

現在は耐震・改修工事を経て、元々の学び舎の雰囲気をそのままに、こどもから大人まで、そして市民や観光客に拓かれた「学び」と「交流」をテーマとした交流施設として活用されています。

日本の伝統的な木造技術と西洋建築の要素を取り入れた和洋折衷のデザインと鮮やかな赤い外壁が特徴的です。

1階は長井市の歴史がわかる展示室やカフェが入ったフリースペース、絵画教室、2階はダンス・ヨガができる多目的ルーム、会議・研修に利用できる貸出教室があります。

玄関を入って正面の大階段に圧倒されました
階段の手すりには繊細なデザインが施され、職人さんによる手仕事のぬくもりを感じました

階段と廊下の材料は建築当時から使用しているものを可能な限り採用しているそうです。

東西に延びる長い舟底天井の廊下。経年変化による柱や床材の色に歴史を感じます

職員室を改装したフリースペースには図書コーナーや長井市の文化に触れるコーナーがあり、小さいお子さんや観光客も楽しめる空間です。併設したカフェでくつろぎながらPC作業をされている方や小中学生が勉強していたり、年配の方々が談笑していたりと各々が思い思いの時間を過ごされていました。

職員室を改装したフリースペース
フリースペースに併設されているカフェではランチやデザートが楽しめます

この校舎は道の駅「川のみなと長井」に隣接しており、観光客も利用がしやすい施設です。赤色のレトロな外観がかわいらしく、「この建物は何だろう?」と立ち寄りたくなる印象です。学校教育の施設として簡潔で機能的な建築でありながら、細部をよく見れば職人さんの匠の技が光り、圧巻です。

当時の建築技術を感じる、魅力的な建築に出会うことができました。

(スタッフ:渡辺)

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