2024-07-27
淡路島 建築視察
淡路島内での某プロポーザルに参加するため、現地調査に赴きました。限られた時間の中でしたが、以前から一度行って見たいと考えていた建築にも足を運ぶことができました。最初に訪れたのは、真言宗御室派別格本山・本福寺水御堂。設計は安藤忠雄氏。
円形の池に浮かぶように広がる水盤には、季節の睡蓮が静かに咲き、その中央に据えられた階段が地下へと導きます。水面という水平の広がりから一転、身体は垂直方向へと引き込まれ、やがて池の直下に設えられた空間へと至る構成です。
内部には、本尊である薬師如来像(重要文化財)が安置されており、朱に塗られた格子から差し込む光は、外界の時空を切り離し、場に独特の緊張と静謐をもたらしていました。水、光、幾何学によって編成された空間は、寺院建築を超え、感覚そのものに働きかける装置として成立しているように感じられました。
短い滞在時間ではありましが、建築が持つ「場の転換力」を改めて強く意識させられると共に、安藤氏のこの設計提案を受け入れたお寺側の力量にも敬意を表す視察となりました。


続いて訪れたたのはTOTOシーウィンドウ淡路。設計は安藤忠雄氏。竣工1997年、地上5階、地下2階建、高低差100m、45度の急斜面に建つホテルです。ここはホテルの名前の通りTOTOの保養所としても使われています。ホテルの各所から眺める瀬戸内海の穏やかな海が印象的でした。



最後に訪れたのが空中座禅道場。設計は坂 茂氏。 竣工は2022年4月淡路島北部の山間に浮かぶ、圧倒的な存在感の木格子の建築です。


関連記事











