toggle
2022-02-06

魅力ある集落づくりへ向けて

 2020年4月に笠間市在住のI様(30代男性)から1通のメールが届きました。 「一度は、実家の近くにハウスメーカーの家を建てることも検討したが、子供のころから慣れ親しんだ集落が、急速に過疎化の進む光景を目の当たりにし、地域が魅力ある場所として見直されるような、ライフスタイルをイメージするようになった。 築100年を超える実家を再生できるか相談したい。」との一文から始まったプロジェクトです。現地調査から始めさせていただき、設計、工事と進み約1年2ヶ月かけて、昨年11月に完成しました。小さなお子様たちは土間や大黒柱のある広い家と、畑や木々に囲まれた広々とした庭を、車も気にすることなく元気に走りまわっています。

県内各地で限界集落が増えると予想される中、I邸の新たな暮らしが 古民家再生と共に始まったことで 、地域の歴史や風土と共に生きる個性的でクオリティーの高い豊かな暮らしが再認識され、 一人また一人と 身近な集落からその輪が広がって行き、限界集落から脱却し魅力ある集落づくりへと次世代へ向けて変化していく事を期待しています。

・作品紹介ページ(ご覧ください)

https://iezukuri.co.jp/cat_kominka/2020_hakota_no_ie/hakota_no_ie.html

関連記事